ギターと”たすくま”と"Notion"と

リタイヤおやじのライフハック日記。ギター練習日記や雑記を綴ります。

■ Scale Study Note 3 : 覚書

■ スケール学習を始めるにあたって悩んでいること


もうギター歴はかなり長いです。

それなりに学習もしてきたつもりです。

色々試しましたが、結局のところほとんど身についていません。

自分にあんなに色々なスケールが覚えられるとは思えないのです。

いよいよ本格的に学習を始めるわけですが、今回も結局挫折してしまうのでは?と少々不安です。

その前に、今の時点で僕が考えていることを書いておいたほうがいい気がします。

■スケール学習のゴールは?


目指すのは、やはり、アドリブ時に「このコード進行において、ここでは〇〇スケールが使える」とすぐに分かり、ギターの指板を縦横に、正確に、そしてエモーショナルに動き回れるレベル、 でしょうか。

そして、もちろんどのキーでも対応でき、初見の譜面でも問題ないレベル。

これは3年ではとても無理でしょう。

でも、目指すゴールはわかりました。

では3年後までに到達したいゴールはどのレベルでしょう?

そもそも、アドリブはスケールからの発想だけではありませんよね。

アプローチノートやコードなど色々な発想の元、その場で心に思い浮かんだ音をそのまま楽器で表現できること。

これが、先ほどのスケール学習のゴールよりもまだ先にあるゴールなのでしょう。

そう考えると、今はとにかくスケールに関する基礎的な知識をしっかりと頭に叩き込み、そのフォームを覚え、そしてそのあと、各キーに対応できる練習を積む。

この辺が今の僕に考えられる3年後の目標への道でしょうか。

3年でどのレベルまでいけるか、なんてこと、今の僕にはまだ全く見えるはずもありません。

■そのためにいまの僕がすべきことは?


まずは、それぞれのスケールに関して、次のチェックポイントをクリアすること。

  1. スケールの構成音(度数表記)がスラスラ言える

  2. 正確に、早く弾くことのできるフォームを一つ一つしっかりと身につける

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■学習を始めようとしたら、まず「ポジション」でつまづいた


敬愛する名取さんのサイトではCメジャースケールを基準にポジション1から5までを設定しています。

www.jazzguitarstyle.com


ただ、サイトの中ではCAGEDシステムには全く言及されていないので、なんとなくポジションは指板上の領域(エリア)のように汲み取れます。

以前買った『ジャズギター を弾くためのスケール活用帳』では次のように書かれていました。

 ”本書においてポジションとはスケールの基準となる音に関係なく、フレット・ボード上の「どの位置で運指を行うか」を基準にしています。”  ”ポジション1 まずは「開放弦〜3フレット」までを使用するポジションです。”

これでは、じゃあC#メジャースケールの時はポジション1の定義が変わってしまいます。ではDメジャースケールでは?D#メジャースケールでは?...

また、ある人は、人差し指の置いてあるフレット、ここから例えば、それが5フレットだったら、「5ポジション」という風に使っていました。

「ポジション」という言葉の使われ方は、本当に人それぞれで、まあ言わんとすることはわかります。

「だいたいこの辺のブロック」と捉えればいいのでしょうけど、今の僕にとって必要なのは、明確な名称であり定義なのです。

■やはりCAGEDシステムなのか


そこで、CAGEDシステムの考え方からスケールを捉えて、進めていこうか、と思いました。

コードフォームからポジションも運指も覚えやすい点においては、ここから入るのが一番なのかもしれない、と思えました。

Cメジャースケールだけでなく、全キーへの対応も分かりやすい。

ただ、そのフォームの呼び名を「Cポジション」と呼ぶテキストもあるのですが、、どうしても先のポジション(指板位置を示す)のイメージがつきまとい、紛らわしいので、僕は「タイプ」と呼ぼうと思います。

例えばCメジャースケールの「Aタイプ」という感じです。

■講座のテキストを開いて、びっくり!


さて、早速届いた講座のテキストを読み始めて、あれれ?と思いました。

正直にいうと、この講座のテキストはわかりづらいです。

出版されているどの教則本よりも、わかりづらい。

で、読み進めると、この講座のテキストではスケールのフォームを7つに分けるところから始まっています!

7つという数字から分かるように、6弦上の各スケール音から始まるフォーム、つまり7つのフォームが紹介されているのですが、特にそれぞれのフォームに名前はつけられていません。

この本は、いきなりモードから入っているのか?

いわゆる、イオニアん、ドリアン、...とかから入るのか?

と思うのですが、どうもそうでもなさそうです。

そして、さらりと Db(C#) Major Scale = C Locrian Scale  とか、Eb(D#) Major Scale = C Aeolian Scale とか 書かれ、各音始まりのフォーム図がずらりと並んでいるんです。

そして最後に一言

"見方を変えると、転調する時は、同じポジションでMajor Scaleのフォームを変えれば良いということになります。"


むむむむ。なんとなく言っていることは紙に書いて確かめれば分かるような気がするけれど、複雑すぎていまの僕には全く頭に入ってきません。

これは前途多難です。

この7つのフォームは唯一始まりの音が人差し指だってことくらいしか、いまの僕には思いつきません。

Cメジャースケールでこの7つを覚えるのはなんとかなったとしても、じゃあ、KeyがAだったら?

Aメジャースケールのこの7つのポジションが、スラスラ弾けるようになれる気が、僕には全然しません。

■しかし、これはこれで理にかなっている


それでも、ダイアトニックコードの観点から考えれば、7つの音から始まるそれぞれのフォームから学習していくというのは一番しっくりくるのも確かです。

CAGEDの考え方は、便宜的な感じがします。

フォームを覚える時や、思い出そうとするときにはすごく便利なのかもしれませんが、ここを出発点にスケール学習を始めるのはちょっと違うのかな、と思いました。

ですから、まずはダイアトニックコードに対するスケールというアプローチから学習していき、それぞれ7つのフォームとCAGEDの考え方を合わせながら、勉強していこうと思います。

講座のテキストには驚きましたが、これももし、至れり尽くせりのテキストだったら、逆に身につかないものなのかもしれません。

とにかく、今まで買い揃えた教則本全ての情報を参照しながら、自分自身が納得できるスケール学習ノートとしてまとめ上げることで、ゴールに向かって進もうと決めました。

学習を始める前に、こんなことを考えたんだ、ということ、覚えておきたくて、このページを作りました。

3年後の自分がこのページを読むのが、ちょっと楽しみです。

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